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2020年から小学校で英語科目が必修となり、我が子が小さい頃から英語に触れる時間をつくってあげたい!と、子供の英語教育に力を入れるご家庭が増えています。
幼児の日常生活・学習に関する調査(学研教育総合研究所)によると実際に、幼児の習い事ランキングでは人気の水泳に次いで「英語塾・英会話教室」が2位にランクインしています。
またインターナショナルスクール、日本で開校ラッシュのなぜからもわかる通り、近年では英語で学ぶインターナショナルスクールが開校ラッシュとなっており、英語教育への関心の高まりが伺えます。
一方、学校・保育園・英会話スクールなどの教育現場では、子供たちに英語を楽しく学んでもらうために毎日試行錯誤の連続です。
私がキンダーガーデンに務めていた頃も、カリキュラムに沿った学習だけでは子供たちはすぐに飽きてしまうため、レクリエーションゲームなどを取り入れて楽しく英語を学べるように工夫していました。
そこで今回は、幼児〜小学生までが楽しめるレクリエーションゲーム10選を【体を動かす】と【座ったままできる】の2パターンに分けて紹介します!
スクールだけではなく、自宅でお子さんと遊べるゲームもあるので、ぜひ先生やお父さんお母さんも参考にしてくださいね。
もくじ
まずはこれをチェック!英語レクリエーションゲーム一覧表
これから紹介するレクリエーションゲームの一覧・最少プレイ人数・ゲームで使用する英語の難易度をまとめました。
授業やご家庭でゲームを取り入れる際の参考にしてくださいね!
ゲーム名 | プレイ人数 | 難易度 |
Anything Goes Basket(なんでもバスケット) | 5人~ | ★★★★☆ |
Mario Party(すごろく) | 2人~ | ★★☆☆☆ |
Sightword Race(サイトワードレース) | 4人~ | ★★☆☆☆ |
Watermelon-smashing game(スイカ割) | 2人~ | ★★★☆☆ |
Color Tag(色おに) | 5人~ | ★☆☆☆☆ |
Bingo(ビンゴ) | 2人~ | ★★☆☆☆ |
Around the world(アラウンド・ザ・ワールド) | 5人~ | ★★☆☆☆ |
Ballon Popping Game(バルーンゲーム) | 2人~ | ★☆☆☆☆ |
Tic Tac Toe(◯✕ゲーム) | 2人~ | ★★★☆☆ |
Wordshake(ワードシェイク) | 2人~ | ★★★★☆ |
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【体を動かす】英語レクリエーションゲーム5選
体を動かすレクリエーションはレッスンの中盤や後半に取り入れることで、気分転換や学んだことの復習になりますよ!
Anything Goes Basket(なんでもバスケット)
日本でお馴染みのゲーム「フルーツバスケット」の応用編です。
英語で文章を考えるいい練習になるはずです。
参加人数から一つ減らした数のイスを用意します。
イスを内向きに、円を描くように並べます。
鬼(英語では「it」と呼ぶ)は真ん中に立ち、それ以外の子はイスに座りましょう。
鬼(it)がお題を出し、それに当てはまる人は席を移動します。
例1:If you are wearing white socks, change seats!
(白い靴下を履いている人は席を移動!)
例2:Anyone who ate toast for breakfast today, change seats!
(今朝トーストを食べた人は席を移動!)
席を移動する人は空いたイスにすばやく移ります。
この時、自分が座っていたイスと、自分の隣のイスには座れません。
鬼(it)も空いたイスに座ります。
イスに座れなかった子が次の鬼(it)になります。
※必ず鬼(it)が「change seats!」といい終わってから席を移動するようにしましょう。
また、鬼が「Anything goes basket!(なんでもバスケット!)」と言った時には、全員が立ち上がって空いたイスに座ります。
覚えておきたい単語・フレーズ
下の表現を参考に、太字以降を変えてさまざまなお題をつくってみてくださいね。
- If you are a boy/girl(男の子 / 女の子だったら)
- If you have long/short hair(髪が長い人 / 短い人は)
- If you like cats(猫が好きだったら)
- If you want a bicycle(自転車が欲しい人は)
- If you can dance(ダンスができる人は)
- If your birthday is in August(8月生まれの人は)
- If you are good at drawing (絵を描くのが得意な人は)
- If your hobby is playing video games(ゲームが趣味な人は)
Mario Party(すごろく)
ルールは通常のすごろくと同じですが、自分たちでマスを用意するところから始めるのがポイントです。
子供の人数に合わせて、A4(またはB5)用紙をひとり1〜3枚渡します。
この紙1枚1枚がマスになります。
子供たちには1枚につき1つのお題(チャレンジ)を考えて紙に英語で書いてもらいましょう。
例:Sing the ABC song! Stand on one leg for 5 seconds!
また、「+1」 「−2」のように、このマスに止まったらさらに1つ進む、2つ戻る、のように数字だけ記入したものも何枚か用意します。
「振り出しに戻る(back to square one)」を1、2枚用意しておいてもいいでしょう。
チャレンジばかりだとゲームがなかなか進みませんし、数字だけではあまり勉強にならないので、両方のマスをバランスよく取り入れましょう。
準備が終わったら、マス(紙)をすごろくのように床に並べていきます。
ズレないようにセロテープで軽く留めておきます。
ようやく「巨大すごろく」の完成です。
人数に合わせてチーム分けをし、1チームにつき1つのコマ(おもちゃや筆記用具など、なんでもOK)を用意したらゲームスタート!
順番にサイコロをふり、最初にゴールしたチームが勝ちです。
チャレンジマスに止まったら、みんなで内容を読んでからチャレンジに挑戦しましょう。
「チャレンジに成功したら+2進む」「失敗したら−1戻る」など事前にルールを決めておくのもいいですね。
準備〜ゲーム終了まで少々時間がかかるので、十分に時間が確保できるときがおすすめです。
覚えておきたい単語・フレーズ
- マス:space
- サイコロ:die (複数 dice)
- サイコロをふる:roll a die (dice)
- 前に進む:move ◯ space(s) forward
- 後ろに戻る:move ◯ space(s) back
- 振り出しに戻る:back to square one
Sightword Race(サイトワードレース)
制限時間内にプレーヤー4人のうち誰が一番多くのサイトワードカード(もしくは単語カード)を集められるかを競うゲームです。
4つの陣地+中央1箇所にフラフープやマットを配置します。
中央のフラフープ内、またはマット上にサイトワードカード・単語カード(たくさんあった方が良い)を置きます。
※この時、カードの並び順は関係なく、バラバラに置いて構いません。
4人のプレーヤーがそれぞれの陣地に立ち、スタートの合図と同時に中央のカードに向かって走ります。
カードを一枚拾い、そのカードに書かれたサイトワードを読み上げます。
カードを読んだら陣地に持ち帰って陣地内に置き、また次のカードを取りに行きましょう。
※1回につき1枚カードを取れます(一気に2枚以上は取れません。)
カードを拾ったら必ずみんなに聞こえる声で単語を読み上げ、読み上げたら陣地へと持ち帰ります。
制限時間(1分)の間に一番多くのカードを集めた人が勝ちです。
Watermelon-smashing game(スイカ割)
日本でお馴染みの遊び「スイカ割り」では、目隠しをしたプレーヤーに指示を出して正しい方向に導くことがゲームクリアの鍵となります。
しかし、意外にも「もう少し右!」「左を向いて!」「◯歩前に進んで!」と英語で的確な方向を伝えるのは難しいものです。
以下の覚えておきたい単語・フレーズを参考にしてチャレンジしてみてください。
また、小学生以下の子供は「左右」の概念がまだはっきりしていない可能性もあります。
ゲームを始める前に、みんなで「どちらが右?どちらが左?」を確認しておきましょう。
覚えておきたい単語・フレーズ
- 目隠し:blindfold
- まっすぐ進む:move forward / go straight
- ◯歩右(左)に進む:◯ steps to the right (left)
- ◯歩斜め右(左)に進む:◯ steps diagonally forward right (left)
- 右(左)を向く:turn right (left)
- ◯歩後ろに下がる: ◯ steps back
- 反対を向く / 180度回転する:turn around
- 止まれ:stop
- スイカを叩く:smash / hit the watermelon
Color Tag(色おに)
こちらも日本でお馴染みの遊びですね。
公園や校庭(園庭)、室内であれば体育館などの広い場所を選ぶようにしましょう。
鬼(it)をクラスの人数に合わせて1〜3人選びます。
準備ができたら、鬼以外の子は声を揃えて「what color do you want?」と鬼に問いかけます。
鬼は敷地内で見つかる色を一つ選び(鬼が複数人いる場合は話し合って一色選ぶ)「I (We) want green!」と大きな声で応えます。
鬼の返答と同時に逃げる側の子は走り出します。
鬼は5〜10秒遅れ(年齢に合わせて設定)でスタートします。
鬼以外の子は、指定された色をタッチすることで鬼から身を守ることが可能です。
反対に色をタッチする前に鬼に捕まると今度はその子が鬼となり、同じ流れで次の色を選びます。
【座ったままできる】英語レクリエーションゲーム5選
座ったままできるゲームは、レッスンの導入にもおすすめです。
楽しい気持ちで英語脳にスイッチしましょう!もちろん、気分転換やレッスンの復習にも使えます。
Bingo(ビンゴ)
サイトワードや単語を復習するのに最適なゲームです。
紙とペン(ミニホワイトボードでもOK)さえあれば準備の手間なく簡単に始められます。
予めビンゴで使用する、英単語リストを用意しておきます。
ざっと20個ぐらいあると良いでしょう。
子供たちがスペルを確認できるように英単語リストをホワイトボードに書き出す、もしくは単語カードを床に並べておくと後ほどスムーズにゲームを進行できます。
子供たちは紙に縦2本・横2本の線を引いて9つのマス目があるビンゴシートを作ります。
そして、英単語リストの中から好きな単語を9個選んでシートに記入します。
先ほど用意した単語リストでスペルを確認しながら、自力で書くことがポイントです。
大人が単語リストから1個ずつ単語を引き(選び)、その単語を読み上げます。
子供たちは必ず先生が言った単語を繰り返し発音し、同じ単語が見つかったらビンゴシートにチェックをつけていきます。
全てのマスにチェックがついた人は「ビンゴ!」と言ってゲームを上がります。
上位◯人が決まるまで、もしくは全員がビンゴするまで続けるなど、柔軟にルールを設定してくださいね!
覚えておきたい単語・フレーズ
- 縦線を描く:draw a vertical line
- 横線を描く:draw a horizontal line
Around the world(アラウンド・ザ・ワールド)
1対1でどちらの子が早く正しく単語を発音できるかを競うゲームです。
あらかじめ単語カードを複数枚(10枚〜)用意しておきましょう。
子供Aはイスに座っている子供Bの後ろに立ちます。
大人は単語カードの束から1枚を選び(この時点では何の単語が子供に見せない)、せーので同時に子供AとBに単語を見せます。
より早く正しくこの単語を発音できた子が勝ちです。
2人が全く同時に発音したり、二人とも言い間違えたりした場合は、次の単語を選んでまたせーので子供AとBに見せます。
勝った子は座っている子供Cの後ろに立ち、大人は次の単語カードを子供たちに見せます。
勝った子が次は子供Dの後ろに立つ…のようにゲームを繰り返します。
参加人数に合わせて「連続で◯人に勝った子がチャンピオン」など、予めルールを設定しておきましょう。
Ballon Popping Game(バルーンゲーム)
相手が考えた単語を当てるゲームです。
出題者(大人)が単語を1つ選び、ホワイトボードなどに選んだ単語のアルファベット数を表す下線_を引きます。
例:答えがschool の場合、アルファベット6つなので「_ _ _ _ _ _ 」のように下線を引く。
線の横には、風船に捕まって空に浮かんでいる人を描きます。
風船は5〜10個ほどにしておくといいでしょう。
子供たちは(1人1人順番に)単語に入っていると思われるアルファベットを予想して言います。
この時に「is it A?」のように、文章で答えるように意識しましょう。
大人はそのアルファベットが単語に含まれていれば下線の上(アルファベットが当てはまる位置)にそのアルファベットを記入します。
例:答えが「school」で、子供が「o」と答えた時には「_ _ _ o o _ 」のように2箇所に「o」を記入します。
反対に、解答したアルファベットが単語に含まれていなければ、風船が1つ破裂します(ホワイトボードの風船を消すか、✕を描く。)
正解の単語を導き出す(子供たちの勝ち)か、風船が全て破裂する(大人の勝ち)までこれを繰り返します。
Tic Tac Toe(◯✕ゲーム)
Tic Tac Toeは日本の◯✕ゲームを指します。
一見簡単に見えるゲームですが、9つのマスを想像してみてください。
「右上のマス」や「下段の真ん中のマス」を英語で言えますか?
意外にも難しいですよね?
でも、これらは日常会話の何気ないシーンで当たり前に使われている表現です。
難しく考えず、英語のゲームを通して楽しく覚えましょう!
慣れるまでは大人vs子供たちで行います。まずはホワイトボードに◯✕ゲームのマスを描きます。
子供→〇(先攻)、大人→✕(後攻)のように決めておきます。
子供同士で話し合って(もしくは1人1人順番に)どのマスを取りたいかを決めて、その場所を英語(例:真ん中のマス = the center middle)で伝えます。
大人は子供が選んだマスに〇をつけます。
大人も同様にマスを選び(どのマスを取るか声に出して言う)、そこに✕をつけます。
通常の◯✕ゲーム同様に、縦・横・斜めのいずれか一列を先取した方が勝ちです。
比較的に短いゲームなので、何度か繰り返し遊んでもいいですね!
これを日常生活に置き換えると…
「Could you get me some plates from the right top shelf, please? (右上の棚からお皿をとってくれる?)」
「Tidy the coloring pencils in the bottom left drawer. (色えんぴつは左下の引き出しにしまってね)」のように使えます。
Wordshake(ワードシェイク)
アルファベット26文字の中からランダムに2〜3つを選びます。
ここでは例として「a, e, t」を選んだこととします。
子供たちは制限時間(3分)内に、「a, e, t」の3つ全てが入った単語を可能な限りたくさん書き出します。
もちろん大人も参加してOKです。
この時、名詞・動詞(現在形 / 過去形)・形容詞などの品詞は問いませんが、スペルを間違えると点数として加算されないので気をつけましょう。
例:eat, ate, tea, take, tale, tape, talent, tadpole, elephant, chocolate, skateboarder など。
3分経過したら記入を止め、書いた単語の数を数えます。
大人が音頭をとって「5個以上書けた人は手を挙げて」「6個以上の人」「7個…」といったように、一番多くの単語を書けた人を探します(この時、なるべく単語のスペルを確認する。)
最もたくさん単語を書いた子は「Word Champion」、最も長い単語(上記の例では「skateboarder」)を書いた子が「Longest Word Champion」です!
英語レクリエーションゲームを取り入れる際の注意点
- なるべく前回・今回の授業と関連する内容(単語・フレーズ)を盛り込むことで復習につながる。いきなり新しい単語や知らないフレーズを使うと、子供たちが混乱するので注意する。
- 参加している子が偏らないように大人が声かけをし、平等に参加・発言のチャンスを与える。
- 単語ではなく、文章で話せるように大人が補助する。例えば、Ballon Popping Game(バルーンゲーム)で紹介したように、「is it A?」のように短くても文章で答えることが望ましい。
- 何よりも安全が第一。遊ぶスペース・人数・子供たちの性格などを理解し、安全に配慮したレクリエーションを考える。
英語を使ったレクリエーションゲームで楽しく英語を覚えよう!
この記事では、元バイリンガル保育士の私が実際にレッスンで取り入れていたレクリエーションゲームを紹介しました。
授業で学んだこと(インプット)をゲームでアウトプットすることで効率よく楽しく英語を学べます。
ゲームをクリアした時に感じる「できた!」の感覚が子供のモチベーションアップにも繋がります。
レクリエーションゲームを通して、もっともっと英語を好きになってくれたらいいですね!
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動画を通してただ勉強するだけでなく、発音を行うアウトプット学習もあってきちんと英語を身に着けられるのがポイント!
1日10分からの先取り学習で、ネイティブの発音の習得を目指すことが可能です。
NHK「えいごであそぼ」総合講師の専門家や河合塾有名講師がカリキュラムを作成していて信頼できます。
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本記事で紹介したレクリエーションゲーム「Anything Goes Basket(なんでもバスケット)」が英語教材のTwinklのブログにて紹介されました。
下のページでも35個以上のゲームが紹介されているので、チェックしてみてはいかがでしょうか。
https://www.twinkl.jp/blog/25-