英語学習において、基礎的な文法やボキャブラリーが身につくと
- 「次はリスニング力をUPしたい!」
- 「英語教材だけでなく、自然なネイティブの英語をもっとたくさん聞きたい!」
と思う方が多いのではないでしょうか?
そんな英語学習者に紹介したいのが、本を聴くサービス「Audible(オーディブル)」を使った英語多聴です。
言葉の通り、たくさん(英語の本を)聴くことを多聴と言います。
多聴では、“ある程度” 理解できるレベルの英語をたくさん聞くことで、リスニング力・語彙力の向上が期待できます。
知らない単語があっても、話の流れから意味を推測する力も鍛えることが可能です。
そこで今回は、日英バイリンガルの筆者が「Audible(オーディブル)」を使った英語学習法と、おすすめの洋書をレベル別(初級〜上級まで)に紹介します!
もくじ
Audible(オーディブル)とは?使い方・洋書の探し方を解説
Audible(オーディブル)はAmazonが提供するオーディオブックサービスで、耳で聴く読書やポッドキャストを楽しめます。
Audibe(オーディブル)の特徴
Audible会員(月額1,500円)になると、対象タイトルが聴き放題になります。
ビジネス書・小説だけでなく、英語学習教材・洋書の種類も豊富なので、英語学習に最適なツールの1つです。
初回登録から30日間は無料体験ができるので、まずはお試しでAudible(オーディブル)を使った英語学習を始めてみてはいかがでしょうか。
>>まずはAudible(オーディブル)を無料でためしてみる
Audible(オーディブル)の使い方・洋書の探し方
まずはお手持ちのスマホやタブレット、パソコンにAudible(オーディブル)のアプリをインストールします。
インストールが完了したら、あとは好みのタイトルを探すのみ!
初めて利用する方や、どうやって洋書を探したらいいか分からない方は下の2パターンを試してみてくださいね。
コンテンツ内の「特集」一覧から「外国語の作品」をクリック
人気のタイトルから、自己啓発本、SF・ファンタジー、子供向けの作品などカテゴリーごとにオススメの本が表示されます。
メイン画面の検索欄に「英語」と入力して英語関連本を探す
洋書〜英語学習教材などがズラリと一覧表示されるので、フィルター機能で好みのカテゴリーや言語(英語)にチェックをつけて絞り込み検索をすると本が探しやすくなりますよ!
Audible(オーディブル)× 英語学習のおすすめポイント5つ!
数ある英語学習法の中で、なぜ筆者はAudible(オーディブル)をおすすめするのでしょうか。
ここではAudible(オーディブル)を使った英語学習のおすすめポイントを5つ紹介します。
- ポイント①:豊富な洋書ラインナップ
- ポイント②:英語特有の声の抑揚・リズムが学べる
- ポイント③:再生スピードを変更可能
- ポイント④:すき間時間や移動時間を使った学習ができる
- ポイント⑤:子供の英語学習にもおすすめ
ポイント①:豊富な洋書ラインナップ
先述の検索方法で洋書を探してみると、40万件以上がヒットします。
これだけラインナップが充実しているので、自分が興味のあるジャンルや英語レベルに合った本を見つけることが可能です。
ポイント②:英語特有の声の抑揚・リズムが学べる
プロのナレーターによる朗読は、まるで映画や舞台を見ているかのようにリアルです。
その時の情景や登場キャラクターに合わせて話し方・声色を見事に変化させています。
ネイティブの生きた英語をたくさん聞くことで、英語ならではのアクセント・イントネーション・リズムに耳を慣らしましょう。
ポイント③:再生スピードを変更可能
いざ洋書に挑戦!と思っても、なかなか最初から通常速度の英語についていくのは難しいと感じる方は、「再生スピード」を変更してみてください。
Audible(オーディブル)では、再生速度を0.5〜3.5倍速まで調整できます。
無理のない(ある程度理解できる)スピードから始めましょう!
ポイント④:すき間時間や移動時間を使った学習ができる
仕事や家事、学校で忙しい毎日だからこそ、なるべく時間を有効的に使って英語を学べたらいいですよね。
Audible(オーディブル)の作品は一度ダウンロードすればオフライン再生が可能なので、電車・車での移動時間や仕事の休憩中など、ちょっとしたすき間時間でも気軽に英語の聞き流しができます。
ポイント⑤:子供の英語学習にもおすすめ
Audible(オーディブル)には幼児・児童向けの作品も多く含まれています。
寝る前の読み聞かせや遊び時間の聞き流しに使用してもいいですね。
Youtubeのように広告に悩まされることもなくストレスフリーでお話を楽しめますよ!
無料体験期間が30日もあるので、まだ試したことがない場合はじっくり試してみてはいかがでしょうか。
Audible(オーディブル)を活用した英語学習法
Audible(オーディブル)を活用すれば、「多聴」以外にも様々な英語習得へのアプローチが可能です。
ここでは目的別に4つの英語勉強法を見ていきましょう。
Audible × リスニング
ここで言うリスニングは、多聴のような質より量の勉強法ではなく、英語にしっかりと耳を傾けて意味を理解しようとする「精聴」を指します。
分からない単語は意味を調べたり、英語の発音を丁寧に聞き取ることで、知らなかった表現を新たに覚えたり、多聴では理解できなかった部分の復習もできます。
Audible × シャドーイング
シャドーイングとは、英語を聞きながらそれを真似して(影のように追いかけて)発音する練習法です。
ナレーターの発音や話し方を真似することで英語のリズムやイントネーションが身につきます。
Audible × Kindle(読書)の併用で理解度UP
筆者が最も効果的と考える学習法です。
Audible(オーディブル)にはスクリプトがないので、聴くだけではどうしても理解できない!と思う方も多いはずです。
Kindleなどの電子本や紙媒体の本を併用し英語の音声に合わせて文章を目で追うことで、リスニング・リーディングの両方を鍛えられて英語の理解度も高まるでしょう。
聴く単語帳「キクタン」を活用してボキャブラリー強化
記事の冒頭で「多聴」について触れましたが、ある程度本の内容を理解する上で最低限の語彙力は必要不可欠です。
「まずは基礎を身につけたいな」「実際に洋書を聴いてみたけど、分からない単語がたくさんあった」という方には聴く単語帳「キクタン」を使ったボキャブラリー強化がおすすめです。
リズムにのせて「単語」を効率よく学べますよ!
Audible(オーディブル)洋書選びのポイント3つ
より英語学習を効果的に行うために、ここでは洋書選びにおいて気をつけたいポイントを解説します。
ポイント①:興味のあるジャンル・タイトルを選ぶ
英語学習を根気よく楽しく続けていくために、自分の好みに合った作品選びをしましょう。
筆者の場合、ビジネス本や自己啓発本はすぐに飽きてしまいますが、文学やSFストーリーは物語に聞き入りながら楽しく続けられます。
「好きこそものの上手なれ」です。
あらすじ・解説を読んで、興味のあるタイトルから始めてみましょう。
ポイント②:自身の英語レベルに合った作品選び
いきなり高難度の本に挑戦しても、全く内容が理解できずに終わってしまっては効果がありません。
自分の英語レベルより “ほんのちょびっと” 背伸びをしたぐらいがちょうどいいでしょう。
またジャンルによっても英語の難易度が変わります。ファンタジー・SF系は文章を理解し想像力を豊かに働かせる必要がありますし、刑事物は日常英会話ではあまり聞かない単語・表現が出てくることが多々あります。
これらは比較的に難易度が高いジャンルになるので、作品選びの参考にしてください。
英語学習初心者はすでにストーリーを知っている作品(映画で見たことがある・日本語の本を読んだことがある、など)を選ぶと取り組みやすいでしょう。
ポイント③:サンプル再生でナレーターの声の質・アクセントを確認
Audible(オーディブル)の作品は全て「サンプル音声」を聞けます。
ナレーターの声の質(聞き取りやすさ)や、アクセント(アメリカ英語・イギリス英語など)を聞き、自分に合っているかを確認しておきましょう!
【英語レベル別】Audible(オーディブル)おすすめの洋書を紹介
英語レベル別(初級〜上級)におすすめの洋書をセレクトしました。
何を読んだらいいか分からない方はぜひ参考にしてみてください!
初級者はここから!英語児童書を使った学習
児童書と侮るなかれ!子供向けの本には英語初級者が覚えておきたい単語・表現がたくさん含まれています。
エルマーのぼうけん My Father’s Dragon | 日本でも人気の児童書ですね。 簡単な単語と、ナレーターの落ち着いた語り口調で、初心者にも分かりやすい本です。 | |
がまくんとかえるくん Frog and Toad Are Friends | 二匹の会話にはまさに日常会話で使われる表現がたくさん! ナレーターがゆっくり穏やかに語りかけてくれる、そんな本です。 | |
マジック・スクール・バス The Magic School Bus | 英語絵本の定番「The Magic School Bus」シリーズです。 1話につき30分ほどのストーリーなので、時間を決めて勉強するのもおすすめです。 | |
キャット イン ザ ハット The Cat in the Hat and Other Dr. Seuss Favorites | リズミカルなストーリー展開で、子供も大人も楽しめます。 話のテンポが早いな、と感じたら速度調節をしてみましょう。 | |
Short Stories for Kids | 子供の読み聞かせ本で、全21話の短編ストーリーが含まれています。 赤ずきん・ヘンゼルとグレーテルなど、お馴染みの童話が多く、英語初級者も理解しやすいですね。 |
中級者にはこれ!名作本や映画の原作にチャレンジ
初級レベルに比べると、ストーリーが長くなり、使われている単語のレベルもアップします。
とは言っても、どれも映画や本で有名な作品なので、ストーリーを思い出しながら英語の朗読についていきましょう。
星の王子さま The Little Prince | 日本でも有名な不朽の名作です。 ナレーターのゆっくりとした語り口調や、主人公と王子さまの会話にほっこりする作品です。 | |
クマのプーさん Winnie-the-Pooh | 実は原作を読んだことがない、という方もいるかも…? イギリス英語の耳慣れにおすすめの一冊です。 | |
ハリーポッターと賢者の石 Harry Potter and the Philosopher’s Stone | 映画を見たことがあれば、ストーリーが予測でき、英語の理解度も高まりますね。 意外にも使われている単語・表現は簡単なので、頑張ってついていきましょう! | |
チャーリーと チョコレート工場 Charlie and the Chocolate Factory | こちらも映画が有名ですね。 ロアルド・ダール作品はナレーターの語り口調に少々クセがあるので(それが面白みの一つですが)、まずはサンプル音声を聞いて見ましょう。 | |
ワンダー (スピンオフストーリー) Auggie & Me Three Wonder Stories | 全世界で300万部を突破した感動のベストセラーの続編です。 学校で聞こえてきそうな英語がたくさん含まれていますね。前作をまだ読んでいない方は併せてどうぞ! |
上級者に薦めたい!難易度高めの長編ストーリーに挑戦
上級レベルになると、英語を理解し、想像力を豊かに働かせながら聴く力が求められます。
TOEIC高得点者でも100%理解することは難しいでしょう。
特に最後の2作品はかなり難易度が高いです。
そこで、何度も同じ箇所を聴き直したりKindle本などと併用したりしながら聴くことをおすすめします!
君の名前で僕を呼んで Call Me by Your Name | 同性愛がテーマの作品。17歳少年の気持ちの変化が美しく描かれています。 舞台となっている北イタリアを想像しながら、ゆっくりと作品を味わってください。 | |
コンビニ人間 Convenience Store Woman | 日本の小説作品の英語版です。 私たちに馴染み深い「コンビニ」を舞台に、そこで働く日本人女性が描かれています。女性の気持ちになりきって聞いてみてください。 | |
ロード・オブ・ザ・リング The Fellowship of the Ring: The Lord of the Rings | ファンタジー好きな方は映画を見たことがあるかもしれません。 シリーズ全部で70時間ほどの長編ストーリーですが、分かりやすい発音とゆったりした口調で語りかけてくれます。 | |
デューン 砂の惑星 DUNE | 近年映画化されたことで話題となっているSFの名作です。 DUNEならではの表現や登場人物の心情の変化、また読者に求められる想像力、どれをとっても難易度が非常に高い作品です。 | |
ゲーム・オブ・スローンズ Game of Thrones | 人気海外ドラマの原作です。ドラマでは語られることのない細かいストーリー設定まで聞けるのが面白いポイントです。 登場人物や場面転換が多く、こちらも難易度が高い作品です。 |
まとめ:まずはAudible(オーディブル)無料体験で英語多聴を始めよう!
この記事では、Audible(オーディブル)を使った英語学習法と、おすすめの洋書を紹介しました。
リスニングに不安がある方、上手く英語学習に取り入れられるか心配な方は、まずは30日間の無料期間で「多聴」にトライしてみてください。
日頃の英語学習と併せて、Audible(オーディブル)でリスニング力・語彙力のアップを目指しましょう!