「将来を見すえて子供が小さいうちから英語を身につけさせたい」と願う親御さんは多いです。
こどもえいごぶ一ノ瀬
しかし、そこには想像以上の失敗と後悔があったのです。
今回は、私が実際に体験した子供をインターナショナルスクールに通わせて後悔した9つの事をお伝えします。
入学後後悔しない為にも、インターナショナルスクールを検討されているあなたはぜひご覧ください!
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GO Schoolを使った感想は、下の記事にまとめています。
もくじ
子供をインターナショナルスクールを通わせた理由
私は主人の仕事の都合で、2018年から約2年間海外に住んでいました。
子供は当時6歳で、小学校入学のタイミングから現地のいずれかの学校に入れる事を考えていたんです。
学校の選択肢としては
- 公立校
- 私立校
- インターナショナルスクール
- 現地日本人学校
がありました。
それぞれの学校にはメリット・デメリットがあるのでかなり悩んだ記憶があります。
当時は、主人の任期が終わった後日本に帰国するか、別の国に転勤になるか分かりませんでした。
その為、別の国に転勤になる可能性を考えると、「英語はできた方が将来的にも困らないのではないか」となり、子供をインターナショナルスクールに入学させることに!
私も主人も学生時代に留学した経験があり、子供の頃から英語に慣れ親しんでおけば苦労せず英語力が身につくだろうと安易に考えていました。
インターナショナルスクールに子供を通わせた後悔9選
実際に子供がインターナショナルスクールに通いだしてからは、想像もしていなかった失敗やトラブルに直面しました。
今となっては笑い話ですが、当時は子供も自分も困り果てて疲れた記憶が強いです。
後悔①:日本語の語彙力が伸びない
英語を使い始めると日本語力が落ち始めるのは想定していたのですが、日本語の語彙力が伸びないのは想定外でした。
「学校では英語、家では日本語を話そう」とルールを決めていたのですが、家で日常的に使う日本語の単語は決まっており、新しい単語を使う機会がない事に気が付きます。
そのため、語彙力を増やすのに少し苦戦しました。
後悔②:常に英語で話したがる
子供は学校で英語を使っている影響で自宅でも英語を話すようになります。
私自身が厳しく、「自宅では日本語を使うよ」と言っていたので、私と話すときは日本語を徹底していました。
しかし、兄弟同士で過ごす時にはテレビを見ながら英語でコメントしていたり、英語で話しながら遊んでいたりしました。
常に英語を話そうとしていたので、恐らく頭の中で常に英語を先に考えていていたのでしょう。
こどもえいごぶ一ノ瀬
後悔③:学費以外の出費が多い
インターナショナルスクールの学費に加え、授業料以外のイベント費にかかる出費がとても多かったです。
学校行事の度に新品の洋服を揃える必要があったり、イベント自体が有料だったりと、とにかくイベントの度にお金が出て行きました。
さらに子供から
- 「お友達とお揃いの〇〇をイベントの日に食べたい」
- 「お友達と同じ△△を着たい」
と言われると親としても期待に応えたくなり、出費が重なったような気がします。
後悔④:子供の友達の家庭が桁違いにお金持ち
日本の幼稚園に通っていたころは同じ幼稚園のお友達ということで、そこまで相手方の家や金銭レベルを気にした事はありませんでした。
しかし、インターナショナルスクールは基本お金持ちの家庭が通う学校です。
その為、子供の親御さんの自宅が豪邸、家の家具がシャンデリアや高級品で揃えられていて、出てくるお茶菓子まで高級品なケースも。
あまり子供の頃から贅沢な暮らしをさせたくないのと、裕福な家庭が当たり前だと思って欲しくなかったので、子供の友達付き合いには少し悩んだこともありました。
後悔⑤:日本語の勉強を嫌がる
英語は、アルファベット26文字で書き方も簡単なので慣れが早いです。
しかし日本語はひらがなとカタカナだけでも100文字あるので、子供は文字を学ぶ段階で日本語の方が難しいと思っていました。
漢字の勉強も出てくると「学校では英語ができればいいのに、なぜ日本語を勉強しなければいけないのか」という疑問が湧いてきたようです。
結果的に、日本語の勉強を嫌がっていました。
後悔⑥:ダブルリミテッドになりかけた
ダブルリミテッドとは、複数言語が使えるにも関わらずどの言語も100%理解していなくて母国語が中途半端になる事です。
小学生前後の子供の脳はまだまだ語学力の向上には最適な時期ですが、英語を主にしてしまうと日本語がおろそかになってしまう危険性があります。
子供の英語力と反比例するように日本語力が落ちて行っていたので、何も改善や対策を取らなければ子供たちもダブルリミテッドになっていたでしょう。
後悔⑦:ママ友付き合いがめんどくさかった
インターナショナルスクールに通わせているママ達は基本お金持ちで、お金も時間も持て余しています。
よくママ同士でお茶会を開催しており、
- 「〇〇(高級ブランド)の洋服を買ったんだけどさ~」
- 「××(高級バッグブランド)の新作を狙ってて~」
- 「最近できた△△(高級レストラン)に先週行ったんだけど」
などと、口を開けば自慢大会のような話がたくさん出てきます。
私も何回か参加しましたが、自慢話に興味がないので誘いを断るとしつこく誘われてしまい、ママ友付き合いが面倒だなと思いました。
後悔⑧:親も英語を頑張らなくてはいけない
子供がインターナショナルスクールに通っている以上、先生との連絡、保護者同士の連絡、学校からの連絡などは全て英語で行われます。
「留学経験もあるし自分の英語力でなんとかなるだろう」と思っていましたが、大変甘かったです。
個人面談やちょっとした呼び出しで話をした時に聞きなれない英単語があると、自分の英語力に不安を感じます。
「自分自身も英語の勉強をする必要があるな」と思うケースが多々ありました。
こどもえいごぶ一ノ瀬
後悔⑨:日本の学校に適応しづらくなる
結果的に一度日本に帰国する事になったので、インターナショナルスクールには2年しか通わなかったのですが、その後日本の公立校になじむのにかなり苦労しました。
海外の学校では授業中に飲食可、先生との距離もフランクです。
常に先生は悪い所はあまり指摘せずほめて伸ばす教育をしています。
しかし、日本では間違っているとこを指摘される事が多くあまり褒める事もしません。
子どもからすると「日本の先生は怖い」「日本の学校はルールで固められている」と感じたようです。
最初の数か月、子供は学校になじむのにとても苦労しました。
こどもえいごぶ一ノ瀬
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インターナショナルスクールに通わせたことを1番後悔したのは私
夫婦でインターナショナルスクールに通わせると決めて、毎日の送迎・先生との連絡のやり取り・保護者同士の付き合い・子供の日本語フォローなどは全て私が行っていました。
今思えば主人は仕事をしていたので家にいる私が対応するのは当たり前なのですが、当時は「どうしてここまで自分が英語を使って何もかもやらなければいけないのだろう」とストレスを抱えていました。
こどもえいごぶ一ノ瀬
しかし、インターナショナルスクールに入れると決める段階では「英語」にしか目がいっていませんでした。
「日本語」の習得についても気にかける事は大切だと頭で分かっていても、実際行動に移すのはかなり難しかったです。
今では子供も徐々に日本語での学生生活にも慣れてきましたが、無理してインターナショナルスクールに入れなくてもよかったなと感じています。
こどもえいごぶ一ノ瀬
こんな人は子供をインターナショナルスクールに通わせてもいいかも
- 日本への帰国予定がない、もしくは帰国しても日本でもインターナショナルスクールに入れる予定のある人
- 国際結婚をしていて夫婦どちらかの母国語が英語の人
- 環境的に英語が優先的に必要な人
- チャレンジ精神がありダブルリミテッド対策もできる人
- 粘り強く子供の成長に向き合える人
子供を日本語と英語どちらも話せるようにするには、家では日本語で話す、先生との英語のやりとりを頑張るなど、親の努力も必要不可欠です。
思ったよりもストレスが溜まりますし、中途半端な気持ちで子供をインターナショナルスクールに通わせるのはおすすめできません。
こんな人は子供をインターナショナルスクールに通わせると後悔するからおすすめしない
- 子供には英語ができて欲しいけど自分はあまり頑張りたくない人
- 子供に英語はできて欲しいけど、日本語もきちんとできて欲しい人
- 一時的に海外にいるけれど日本に戻る予定のある人
- ちょっと無理しないと子供をインターナショナルスクールには入れられない人
- ママ友付き合いや人間付き合いが面倒と思いがちな人
海外から日本に戻る予定がある人、将来インターナショナルスクールではなく子供を公立や私立の学校に通わせる予定がある人には絶対におすすめしません。
というのも、英語を使う環境から離れると間違いなく子供の英会話力は落ちるからです。
実際に私の子供も日本に帰ってきてから英語を使う機会が減ってしまい、「今までの苦労はなんだったんだろう」と考えてしまうこともあります。
こどもえいごぶ一ノ瀬
最近は、家にいながらネイティブの先生からレッスンを気軽に受けられるオンライン英会話も増えています。
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こどもえいごぶ一ノ瀬
レッスンを受けた生徒は英会話力が足りずに苦戦していますが、少しでも英語を話せるお子さんなら楽しくレッスンを受けられるはずです。
他の人たちのインターナショナルスクールに通わせた後悔の体験談
今回口コミ募集サイトで、子供をインターナショナルスクールに通わせた経験のある親御にアンケート調査を行いました。
「どんな理由で子供をインターナショナルスクールに通わせたことを後悔しているか」聞いたところ、次のような回答を得られましたよ。
体験談①:基礎である日本語がおろそかになってしまった
我が家では、長男を小学校から高校まで都内のインターナショナルスクールに12年間通わせていました。
ですが12年間通わせてみて、結果的にはインターナショナルスクールを選んだことを後悔しています。
私も夫も留学経験があり、「子供にもネイティブ並みの英語力を身につけて国際的に活躍して欲しい」と思っていたんです。
そこで、地元の公立校ではなくインターを選びました。
クラスメートのほとんどはアメリカをはじめとする英語圏の外国人なので、日常会話から授業まですべて英語漬けの毎日で確かに英語はネイティブになりました。
しかし、日本語力があまりにもお粗末すぎて、日本に住む日本人なのに敬語も漢字の読み書きも不十分で中途半端な子供になってしまったんです。
現在は大学生ですがこれから就職活動をするにあたり、日本企業は英語だけしか話せなくて日本語が不完全な学生は門前払いだと噂も聞いています。
英語習得のためだけにインターナショナルスクールを選んでしまった我が家。
今となっては海外に住む予定がないのだから、日本人として基礎である日本語をきちんと身につけさせる教育を日本の学校で受けさせればよかったと考えています。
大学生ぐらいで留学させれば問題なかったなと後悔しているところです。
体験談②:日本に帰国してから英語が全くできなくなった
知人が2歳までアメリカに住んでいました。
3歳になる時に彼女は日本に帰国。
日本に帰ってきたからは日本語しか使わなくなり、「英語は全くできなくなった」と言っていました。
しかし、彼女が外国人と話すと「発音がわかりやすい」と言われるらしく、「やはり物心つかないうちから英語に触れていたからだな」と私は思ったんです。
そこで子供をインターナショナルスクールに通わせることにしました。
ですが、どれだけ英語の環境に置いても、文化や習慣まではネイティブのようにはなりませんでした。
それどころか、子供の人格形成に少し影響を及ぼしてしまったようです。
子どもの中で何が正しいのか、自分は日本人なのかアメリカ人なのかわからなくなってしまい、周りから浮いてしまったように感じられます。
また、合宿やその他イベントにかかる費用、教材費、交通費、授業料含めると、費用は年間最低100万円は見ておかなければなりませんでした。
かかった費用を「今後の塾や私立高校入学に使えたらよかったのに」と思って大変後悔しましたね。
結局のところ、子ども自身があまり楽しそうでなかったことも一番の後悔の原因です。
親が余計なことをしてしまったような気にもなってしまいました。
体験談③:ネガティブ思考の人間になってしまった
良かれと思って子供をインターナショナルスクールに通わせたはずが、ネガティブ思考の人間になってしまいました。
初めは「子どもに英語を話せる国際感覚がある人間になって欲しい」と思って通わせたのですが、その考えはかなり甘かったです。
理由は、インターナショナルスクールに通わせて、子どもが上手くなじめなかったからです。
子供は言語の壁を越えられなかったのが原因で、国際感覚がある人間が育つどころか引きこもりがちに。
インターナショナルスクールに通えば、日本人以外の同級生と出会えて英語を話す環境で過ごせる良さはあります。
ですが、子どもの性格に合っていないとうちの子のような事例が起こってしまうのではと感じました。
過ごしてきた環境とインターの環境が違いすぎると上手く順応できない可能性があります。
「子供のやりたい」をもっと尊重するべきでしたね。
インターナショナルスクールの後悔まとめ
華やかに思えるインターナショナルスクールでも、実際は失敗や後悔したことが多くありました。
特に入学前には想像もしていなかった苦労や努力が必要な場面もあり、インターナショナルスクールも良し悪しがあるなと感じます。
子供をインターナショナルスクールに通わせるかどうかは環境、お金、将来的なビジョンなど様々な面から考えなければなりません。
こどもえいごぶ一ノ瀬
これだけ高い学費を払って中途半端な英語力が身につくぐらいなら、子供が小さい頃はオンライン英会話など他の方法で英語に触れ、大きくなってから留学に行けばいいと感じたからです。
最近では無料体験できるオンライン英会話が増えているので、学校に通わせる前にオンライン英会話から慣れるのがベストだと考えています。
こどもえいごぶ一ノ瀬
インターナショナルスクールに興味があるなら、インターナショナルスクールのカリキュラムでレッスンを進められる子供専門のオンライン英会話「グローバルステップアカデミー」を見てみてください。
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ここまで一ノ瀬がインターナショナルスクールの失敗談を紹介しました。
こどもえいごぶ羅麗青
もっと子供をインターナショナルスクールに通わせて後悔した話を知りたいあなたは、続きの私の体験談を読んでみてください。
子供をインターナショナルスクールバカロレア(IB)に通わせてみて後悔した理由
日本社会では少子高齢化による国内市場の縮小で、英語人材がますます必要とされています。
子供には将来苦労させないためにも「生きた英語」を身につけてほしいと思うのが親心だと思います。
私もかつてはそのうちの一人で、幸運なことに中国南方都市広州のインターナショナルスクールに4年間子供を通わせる機会を得られました。
私が当時、インターナショナルスクールに対して抱いていた印象は次の通りです。
- 授業がほとんど英語で行われるため、子供がネイティブレベルの英語を自然に身につけられる
- 色んな国から生徒が集まっているため、最先端のグローバルな感性が磨かれる
- インターナショナルバカロレア(IB)の教育プログラムは世界で最も難しいと言われているため、IB卒業資格を取れれば日本の有名大学に楽に入れる
「子供に貴重な経験をさせ日本の高等教育よりも優れた環境で勉強をさせられる」と期待が大きいものになっていました。
いかにも楽観的な気持ちで子供をインターナショナルスクールに入れましたが、想像以上に苦労の連続でして、今では自身の期待が幻想だったように思います。
こどもえいごぶ羅麗青
私と同じように、「子供をインターナショナルスクールに通わせたい」と考えているあなた参考になれればと思います。
まずは、一部のインターナショナルスクールで得られるインターナショナルバカロレア(通称IB)について説明しますね。
インターナショナルバカロレア(IB)とは
インターナショナルバカロレア、通称IBと呼ばれており、国際バカロレア機構が提供する国際的な教育プログラムです。
基本的にIBは大学入学前の教育を受け持っています。
卒業前の2年間にとった授業やテストをこなした後、最後の総合テストで合格レベルに達せられれば、IB Diplomaの卒業資格を得られます。
採点は本部ジュネーブが行なっています。
世界で最も難しいと言われているので、IB Diplomaで高得点を得て卒業すれば、アメリカや他国の有名大学へのチケットになります。
日本国内でも年々IB校が増えておりまして、文部科学省によりますと現在38校ものIB Diploma資格が取得できる学校があるようです。
世界中の有名校へのチケットが手に入ると考えれば、海外進学を考えるお子様がいらっしゃる場合、喉から手が出るほど欲しい資格になります。
ただし、やはり子供にとっては試練が多いプログラム内容なので、後々後悔しないように充分な情報と考慮が必要になります。
後悔①:子供の英語スキルはそこまで上がらない
まず考慮すべきなのは、「子供にどれぐらいの英語スキルを持ってほしいのか」です。
インターナショナルスクールでは英語の授業がほとんどですが、使用される英単語や語彙の範囲はアカデミック英語に限られています(アカデミック英語は、学校の授業で使われる限られた英語を指す)
外国人のクラスメイトと話すときにも英語を使用しますが、色んな国から人が集まっている環境で必要とされる英語は「道具」としての英語であり、意思疎通が可能であれば困りません。
意思疎通の「道具」として英語を身につけて欲しいのであれば、インターナショナルスクールではある程度鍛えることは可能です。
しかし、ネイティブレベルの英語を身につけられるかどうかは別問題です。
こどもえいごぶ羅麗青
学校で使用されるアカデミック英語と変わらないはずなのですが、最高点は82点(120点満点)ほどでした。
「なぜあんまり英語が上達してないのだろうか」と、当時は不思議に思っていました。
その後分かったのは、簡単な単語を使用すれば日常生活の意思疎通ができる事実です。
また学校によりますが、通っていた学校のクラスメートは皆同じ国籍の友達と固まる傾向にあるようで、あまり英語でコミュニケーションを取らない人もいるようでした。
こどもえいごぶ羅麗青
アカデミック英語を学ぶのではなくネイティブレベルの英語を身につけて欲しいのなら、アメリカやイギリスなど第一言語が英語のローカルスクールに通わせた方が学費のコスパを考えてもお得です。
後悔②:親の英語能力がない
子供に英語能力を養って欲しいと切実に思っている親御さんは多いですが、ご自身の英語能力に自信はありますでしょうか?
私は当時全く英語が話せず、英語を勉強する気力も自信もありませんでした。
せっかくのチャンスを無駄にしてはいけないと子供をインターナショナルスクールに入れましたが、「子供にはかわいそうなことをしてしまった」と思っています。
なぜなら、何かあったときには保護者である親が対応する必要があり、私が上手く英語で応対できないことがあったからです。
悲しいことに、日本の教育現場とは違い適当な仕事をする外国人の先生は多くいらっしゃいます。
生徒の成績を記録するときに採点した本人であるにも関わらず、テストを返した後「君は何点だった?」とある生徒に聞き、その生徒が本来よりも良い嘘の点数を伝えたことがあったそうです。
嘘の点数を先生に伝えたことは子供たちしか知らず、その教師は確認せずに嘘の点数を記録し、生徒は嘘の点数を大学側に提出、合格しました。
こどもえいごぶ羅麗青
学校では保護者面談を設けており、今回の件は完全に学校側に否があるので、保護者面談で「間違っている」と話したかったです。
しかし、「英語ができないから伝えられない」と泣き寝入りしてしまいました。
今考えれば、なんて無力な親だったんだと後悔しています。
子供を守る、保護者としての責任を全うする、といった点で、親の英語能力も養っておく必要があります。
後悔③:授業のクオリティが意外と低い
IBは優秀な教育プログラムとして知られていますが、日本の教育と比べて劣っているレベルの授業もありました。
IBの生徒は、高校2年生(Year 11)から2年間、卒業資格を得るために大学レベルの授業を受けることになります。
大学レベルといっても、基礎レベル(Standard Level)と高レベル(High Level)の授業があり、IB Diplomaを取得したい生徒は6教科中、高レベルを最低でも3教科とらなければなりません。
高レベルはかなり難しいので、多くの人が3教科だけ高レベルにし、あとは全て基礎レベルを受けていました。
しかし、基礎レベルは日本の学校の授業よりもレベルが低い設定になっていることが多いのです。
こどもえいごぶ羅麗青
ある日急に、子供に大きな計算機が必要だと言われて面食らいました。
どうやら授業やテストでの計算は計算機を使用するようなのです。
また、テスト中は公式を覚えていなくてもカンニングできるようでした。
日本の学校では暗算、紙に書く、また暗記するのが普通ですが、IB教育ではそこまで徹底されません。
IBの考える大学レベルでは、情報を踏まえた上で自分の意見をどう発信するかに重点を置いているようでした。
どの授業でもエッセイやプレゼンテーションの比率が圧倒的に大きく、数学の授業でもどうやって数式を解くのか言葉で解説することを重視しており、暗記や暗算は重要視されていません。
日本の教育では高等な知識を丸覚えさせる、インターナショナルスクールの教育では基礎的な知識を踏まえたうえで自分の意見を持たせるという、全く違う教育方針なのです。
私が後悔しているのは、子供が日本の大学の学部に入って周囲の国内進学生と比べた時に、周囲にとっての一般教養がごっそり抜けてしまっている点です。
こどもえいごぶ羅麗青
後悔④:帰国受験にIB Diplomaは不要
「大学入試で楽になる」という期待を持って子供をインターナショナルスクールに入れたわけですが、コスパの悪い方法だと後になって気がつきました。
IB Diplomaとは数々の試練を乗り越えて得られる世界中の有名大学へのチケットなのですが、日本の大学に進学するだけならもっと簡単な方法があったのです。
IBでは、Diplomaの資格を採ることが難しい生徒向けにCertificateという卒業資格を用意しており、4教科のみテストを受ければ卒業できるようになっています。
私の子供はIB Diplomaの取得を目指し、ストレスに耐えながらも取得し、無事有名大学に受かりました。
しかし、IB Certificateの生徒さんが同じように日本に帰国し、同じくらいのレベルの有名国立大学に受かっています。
こどもえいごぶ羅麗青
IB Diploma取得までの道のりはかなり過酷で、最後の年は子供が急に泣き出したり、ストレスのせいで体調を壊したりすることも多々ありました。
人間関係においても勉強のプレッシャーでギスギスしていたらしく、子供は精神的に辛い思いをしていたようです。
こどもえいごぶ羅麗青
ある程度大学のレベルを決めているのであれば、IB Diplomaで苦労する必要はなく、Certificateで準備可能です。
また、帰国生の数も年々増えているので、「IB Diplomaがあれば大丈夫」といった間違った認識は命取りです。
インターナショナルスクール選びで後悔しないために大事なのは情報収集
子供をインターナショナルスクールに通わせたいと考える親御さんにとって一番大事なのは、情報収集です。
インターナショナルスクールといっても、学校によって環境が全く異なります。
こどもえいごぶ羅麗青
私の子供が通っていた地域には他にもIB校がありましたが、そこでは数人しかIB Diploma資格取得者がいませんでした。
また、母国語を教えてくれる日本人教師もいませんでした。
通わせたIB校では日本人教師がいること、卒業生のほとんどがDiplomaを取得して卒業していたことが決め手となり、子供を通わせることにしました。
「もともと間口が狭いIB校に入学したらIBを取れていなかっただろうな」と感じています。
もう1つ注意すべきことは、子供がグローバルな感性を磨きすぎると帰国してから日本社会に馴染みづらいことです。
子供によると、「なんとなく日本の学校では同調的な雰囲気を強制されている環境な気がする」とのこと。
我が子のことを考えると、帰国受験をするか外国の大学に進学するかは早い段階で決めておいた方が良さそうです。
そして国内大学か海外の大学に進学するかを決めた上で、IBにするか、IB Diplomaにするか選択したほうが後悔しないでしょう。
IB Diplomaにするなら、最近はネット上にIB卒業生による家庭教師サイトもあるので利用するのも1つの方法です。
こどもえいごぶ羅麗青
まとめ:インターナショナルスクール選びで後悔しないために
「インターナショナルスクールなら大丈夫」と過信せず、子供の希望に合わせた学校選びをすることが後悔を減らす方法です。
日本の教育か、IBの教育か、はたまた海外大学にするかは、それぞれの強みも考慮した上で進学させるのが良いでしょう。
こどもえいごぶ羅麗青
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